ご挨拶
社会福祉法人芙蓉会は、1964年(昭和39年)10月に設立されました。その原流は、終戦後の日本が物心両面でまだ荒廃していた昭和29年8月に、東京都民政局の依頼により、看護師として従軍経験を持った四ケ所ヨシが、大田区蒲田に芙蓉診療所(19床)を作り、老人ケアを始めたことにあります。終戦後、戦災者の救護と引揚者の援護が大きな社会問題となる中、戦争で子供や家族を失い、心身が衰弱し、経済的にも困窮していた高齢者の姿に心を痛め、何とか救いの手を伸ばしたいという思いを原点に、その後の芙蓉会グループの礎となりました。
「国を支え、育ててくれた高齢者に対し、感謝を忘れず敬意をもって尽くす」ことを信念として、高齢者の医療と介護の発展に捧げた初代理事長の想いは、「老人は国の宝」という言葉となって、今も「芙蓉会」の理念に受け継がれています。
今日では、「町田市」「君津市」「文京区」内の3つの拠点を持ち、特別養護老人ホーム(2施設)、特養併設の短期入所事業所(2施設)、地域包括支援センター(2ケ所)、通所介護事業所(6ケ所)、居宅介護支援事業所(3ケ所)、訪問介護事業所(1ケ所)の施設・介護サービス事業所をもとに、27の事業展開を行っています。
法人設立から60年を経過した現在、少子高齢化社会の進展と共に、社会福祉法人を取り巻く環境は大きく変化しています。
とりわけ、1970年代前半生まれの「団塊ジュニア」世代が高齢者となることによって起こる「2040年問題」では、『多様な就労・社会参加の環境整備』『健康寿命の延伸』『医療・福祉サービスの改革による生産性の向上』『給付と負担の見直し等による社会保障の持続可能性の確保』『自治体(地方都市の衰退とインフラの老朽化)』が主なテーマとなっています。
ことに、①高齢者の貧困化、②生涯現役社会の構築、③ロボット・AI・ICT等の実用化、④地域包括ケアシステムの推進・進化、⑤現役世代の急減等に対しての取り組みは喫緊の課題としています。
こうした社会情勢下にあって、法人の3つの拠点の職員が一丸となって「研鑽・科学的実践」「医療と介護の連携強化」「多職種協働」に努め、ご利用者や地域に住まう皆様から、安全・安心と信頼される法人運営を目指していきます。
これからも、「芙蓉会」をよろしくお願い申し上げます。
社会福祉法人 芙蓉会
基本理念
第一、
私たちは、「老人は国の宝」の念をもって高齢者の尊厳を守り、その自立を精一杯支えたい。
第二、
私たちは、高齢者が「ここに相談し、ここで生活できて本当によかった」と心から言ってくださる、そんな法人・施設でありつづけたい。
第三、
私たちは、常に向上心をもって研鑽に励と共に、協調と和を大切にしてゆきたい。
ビジョン
- 施設に入所しても、それぞれの想いを叶えながら個々の生活を継続する。
- 住み慣れた家等での生活を安心して続けることを支援する。
- 地域の一員として、周囲との繋がりを感じながら穏やかな生活を継続する。
- 職員として、やりがいを持って働き、安定した生活を送る。
組織図
2024年度 社会福祉法人芙蓉会 組織図
情報公開
法人概要
創業 | 1964(昭和39)年10月14日 |
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所在地 | 〒194-0005 東京都町田市南町田五丁目16番1号 |
事業開始 | 1965(昭和40)年 7月29日 |
代表者 | 理事長 水野谷繁 |
事業内容 |
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沿革
昭和39年10月14日 | 社会福祉法人 芙蓉会 設立 |
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昭和40年7月29日 | 特別養護老人ホーム芙蓉園 開設 |
昭和45年11月21日 | 特別養護老人ホーム上総園 開設 |
平成6年4月1日 | 上総デイサービスセンター在宅介護支援センター 開設 |
平成11年6月1日 | 鶴間在宅介護支援センター芙蓉園 開設 |
平成14年2月9日 | 特別養護老人ホーム芙蓉園増改築新施設へ移転 |
平成14年4月1日 |
総合福祉ホーム芙蓉園として事業開始
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平成18年4月1日 |
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平成18年5月17日 | 上総園特別養護老人ホーム(110床)改築 |
平成23年4月1日 |
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平成24年6月30日 | 特別養護老人ホーム上総園第二期改築(100名)※多床室60名 個室40名 |
平成26年7月1日 | ヘルパーステーション芙蓉園 事業所移転 |
平成26年8月1日 | 地域交流スペース~ほっとステーション~ながれぼし 開設 |
平成26年12月1日 | 地域密着型デイサービス つるま屋 開設 |
平成27年4月1日 |
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平成28年4月1日 |
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平成29年4月1日 |
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© 社会福祉法人 芙蓉会